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Wolfram Alpha は単なる検索エンジンではない

  • Posted by: TETRA
  • 2009年10月19日 15:56

Wolfram Alpha っていえば、 Bing と並んで一昔前に 「Google の驚異たるか」って噂になったやつですが、日本語に非対応ということもあって知名度はぜんぜんですね。

あと、日本のニュースさいとでは、あたかも新種の自然言語検索であるかのような紹介のされ方をしてて、その観点でみてまだまだな評価をされているような気がします。

そんな感じでちょっと使ってブックマークもせずに終わってしまったかたも居るのではないでしょうか?

でも(少なくとも僕が確認した範囲では)、宇宙物理を初めとする自然科学の分野では非常に画期的な検索エンジンな感じです。

土星の公転半径とか忘れても答えてくれるしね。

えっ? これくらい宇宙物理学部なら暗記してて当然だろって? まぁまぁ。

Wolfram Alpha とは

About Wolfram|Alpha によれば、

Wolfram|Alpha's long-term goal is to make all systematic knowledge immediately computable and accessible to everyone. We aim to collect and curate all objective data; implement every known model, method, and algorithm; and make it possible to compute whatever can be computed about anything. Our goal is to build on the achievements of science and other systematizations of knowledge to provide a single source that can be relied on by everyone for definitive answers to factual queries.
私訳:Wolfram|Alpha の長期的な目標は、系統的な知識を、全ての人が機械処理可能・アクセス可能にすることです。私たちは全てのオブジェクティブデータを集め、監修することを目指しています;全ての知識モデル・方法・アルゴリズムを組み込み、そしてなんであれ機械処理可能な物は全て機械処理できるように。私たちの目標は、科学の発展およびそのほか体系化された知識のもとに、事実に関する問い合わせに対する、決定的な答えとして、誰にでも信頼できる単一の情報源を提供することです。

うーん。ほんとかこれ? 誤訳はコメントで指摘して下さい。

bjective data というフレーズが出てきました。「客観的なデータ」なんですかね、もしくは OOP の Objective でしょうか。そっちのほうが面白い気がしますけどまぁいいことに。

このフレーズはどうあれ、ともかく Wolfram の中では全てが構造化されたオブジェクトなんです。以下いろんな問い合わせを投げてみたいと思います。投げるクエリを q=query で書くことにしますね。

(ちなみにタブブラウザの方も新しいウィンドウで見た方がいいとおもうので、CtrlShift を押しながらクリックすること推奨です。)

Simple Query

q=Earth

いくつかの表がでてきました。これが構造化されたデータになってます。

  • Earth
    • Orbital Property
    • Physical Property
    • Atmosphere:
    • Current Solar System configuration:

軌道情報(いまの太陽から距離はどんくらい?)、物理情報(そもそも地球の重さってどれくらいだっけ?)、大気(CO2は増えてるのかな?)、太陽系の状態(いまの惑星の配置ってどんなん?)がすべて構造化されたデータとして表示されていますよね。

さらにクエリを投げてみます。

q=Earth Atomsphere

地球の大気について色んな情報が出てましたが、これらもさらに構造化されています。

Earth Atomsphere の中には、 Major constituents という関係で N2, O2, H2O が入っていて、それぞれが78%とかいう値をもっています。(ここらへんがどういうグラフになってるのかはもうちょっとヘルプを読んでみないとわからないですが)

じゃぁそれら三つ以外はどうなんの?

q=Carbon Dioxide in Earth Atmosphere

CO2 は 0.33 % というじゃないですか。わくわくしませんか?

ここでCO2濃度の経年変化のグラフが表示されたりしたら WolframAlpha 信者になるところでした。あぶないあぶない。まぁいつかはできるようになってしまうのでしょう。(ちなみに経年変化を表示するクエリはどこかにあると思うので知ってる方がいたら教えて下さい)

Google との比較

Google にも簡単な(というにはあまりにも複雑な)電卓機能がついていることは皆さんご存じの通りです。具体的に言いますと、地球の質量 - Google 検索なんかが有名ですかね。でも Google さんには弱点がありまして、地球の質量と半径は計算できるんですが、それ以外の値がパーなんですね。残念なことです。

Wolfram Alpha ではそんなことはないですよ。

earth volume / 1tea spoon - Wolfram|Alpha

どーよ。って感じですね。実用性無いけど。実用的なのは次のエントリーで。

あれ、バッテリーがなくなりそうなので次回に続きます。

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