- 2009年9月21日 22:31
2009年9月18日現在、学生であれば DreamSpark を利用して Windows Server 2008 R2 を無料で入手することができます。
EULA にいろいろな制限が書いてありますが、研究室で割り当てられた PC に入れるとか、個人でも学習に利用する PC (どこら辺までが学習・研究用で、どこらへんまでがプライベート用とみなされるのかはよくわかりませんが)に入れて利用できるライセンスになってます。
まぁ詳しくは
とか。
というわけで、晴れて Windows Server 2008 R2 (以下 WS2008R2 とか、 2008R2 とか)を、なんと一般市場より一ヶ月以上早く入手できるわけですが、そもままだと Windows Server 2008 R2 って古き良き Windows 2000 / NT みたいなインターフェイスをしてます。
そうなんです。Server 系列の Windows は内部で使用するメモリ・CPUを少しでも抑え、他のPCへ少しでも早くレスポンスを返すために、 Aero と Aero Glass が有効になっていません。あと音もでません。
まぁデフォルト状態ではそんな質素(?)なインターフェイスをもった Win2008R2 ですが、普段有効になっていないだけで、 Windows 7 同様なインターフェイスを内蔵しており、設定次第で利用することができます。当然音もでるようになります。
そんなわけでそれらの設定方法についてまとめ。
Aero Grass on Windows Server 2008 R2
Aero Glass を利用するためには、主に二つの手続きが必要です。
一つ目が「デスクトップエクスペリエンス」の機能のインストール、そしてインストールした後に、あらためて Theme サービスを有効(自動実行)に設定します。
↑これがデフォルト状態の WIN2008R2
Install 'Desktop Exprerience'
画面左したから「サーバーマネージャー」を起動。次に「機能」、「機能の追加」、「デスクトップエクスペリエンス」を選択。
2.「インクと手書きサポート」も必要だといわれるので、「必要な機能を追加」してあとは画面の指示通りに「次へ」「インストール」。
3.再起動が必要だといわれるので、おとなしく再起動。
Enable Themes Service
1.「デスクトップエクスペリエンス」を追加しただけでは Aero Glass は有効にならない。再び「サーバーマネージャー」を開く。
2.「構成」「サービス」と順番に開く。
Windows における「サービス」とは、 Windows を裏で支えるプログラム群のことです。通常は起動時に自動的に実行されます。「スタートアップの種類」が「自動」になっているやつがそれです。
Themes サービスはそんな裏方の一つで、 Aero Glass の動作を支えるプログラムです。WS2008R2では既定で「無効」になっていますので、Themes を右クリックしてプロパティから「自動」にします。これで次回以降のPC起動時には Themes サービスも自動的に起動し、Aero Glass が利用できるようになりました。
また、今回だけは手動で起動させておきます。
Enable Audio Service
サービス画面を開いたついでに、音声を出力できるようにするには、Windows Audio サービスを起動します。これも既定では無効になっているはずですので、「自動実行」に変更した後、サービスを起動してください。
ハードウェアの認識に問題がなければ、これで通知領域のスピーカーマークが正常になり、音が出るようになるはずです。
ウィルス対策ソフトについて
WS2008R2 を日常利用しようと思ったときに一番困るのは、通常のウィルス対策ソフトウェアが利用できないことです。これはソフトウェアが WS2008R2 に対応していないということではなくて(もちろんそういう場合もありますが)、サーバー用には一般のPC用とはまた違った製品を購入してほしいというベンダー(販売元)側の都合があります。
サーバー用のウィルス対策ソフトって、性能は大して変わらないのにものすごく高いんですよ。一例として、 Windows 用の無料ウィルス対策ソフトウェアとして有名な Avast なんかは、個人・Windows Vista 用は無料ですが、Window Server 用は $399 / 1Year します。1年4万円も出すぐらいなら Windows 7 を通常購入した方が安いですよね。
解決策は二つぐらいあります
ほんとにフリーなウィルス対策ソフトウェアを利用する
Comodo Security Solutions, Inc. がほんとにフリーなウィルス対策ソフトウェアを販売しています。
安価な商用ソフトウェアを利用する
NOD32V4、F-Secure、GDATA ここらへんは1万円/1Year以下で WS2008R2 でも動くウィルス対策ソフトウェアを販売しています。でも法人向けなので個人相手には売ってくれなさそうです。研究室とかが契約しているならここらへんからもらうのもいいかも。
あと Microsoft が販売している Forefront に関しても、研究室で契約していたりすれば使用することができます。(こっちはユーザー数で契約してる場合、追加料金なしで使えるらしいです。)
Windows Media Player
Internet Explorer の設定
WS2008R2 には、 Windows 7 と同じく最初から Internet Explorer のバージョン8が入っています。しかし、 Server 向けに特殊な設定、具体的には「保護モード」が有効にされています。
普段から Firefox とか Chrome とかしか利用しないのであればそのままで問題ありませんが、Internet Explorer を利用する場合は「サーバーマネージャー」の右画面をスクロールして、「IE ESC の構成」をクリックします。「Users グループ」の設定を「オフ」にしましょう。
ユーザーとグループポリシーの設定
常に管理者として PC を利用することには大変問題があるので、一般利用する際のユーザーアカウントを作って、普段はそのアカウントで利用することになると思います。アプリケーションのインストールや、PC全体に関わる設定変更などをする際だけ、管理者としてログインして操作します。(あるいは Windows が管理者のパスワードを聞いてくるのでそれを入力します)
ユーザーの追加と削除
「サーバーマネージャー」「構成」「ローカルユーザーとグループ」から行えます。
一般のユーザーでも○○できるようにする
デフォルトの状態では WS2008R2 では、一般ユーザーでログインしているときはシャットダウンできません(驚愕)。一般のユーザーでも PC のシャットダウンができるように、この仕様を変更します。
- スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を起動する。(または WIndows + Rキーを押してもよい)
- "
secpol.msc"と入力。 - 「ローカルセキュリティーポリシー」の構成エディタが起動する。
- 「セキュリティの設定」「ローカルポリシー」「ユーザー権限の割り当て」をクリックしてから、それぞれ以下の項目を変更する。
- 「システムのシャットダウン」をダブルクリック「ユーザーまたはグループの追加」をクリック。
- 次の画面で「オブジェクトの種類」をクリックして「グループ」にチェックを付けてから閉じて、「オブジェクト名の入力ボックス」に「Users」と入力してOk。
そのほかにもたくさんの項目があって、それぞれ適切なユーザーしか行動が起こせないように設定されています。Windowsの深部ではこんな感じで権限が割り当てられていたりとかそんなかんじです。
今日はここまで。ではでは。
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